* 森に雨が降る時 〜STORY〜  *  (パンフレットを参照しています)
「森に雨が降る時」  曲:青島広志  詞:安藤 應次郎

  ・物語の始まり
  ・誕生
  ・動物たち
  ・風の精
  ・心貧しき動物
  ・山火事
  ・フィナーレ・甦る生命
物語の始まり

  物語の前に母と子の会話が交わされます。その物語はとても昔の話、と語られます。 

誕生

  神話の時代の昔、深い森の中で露草が月の光を浴びて一滴の露を落とします。
 その水滴から水の妖精が生まれ、その名を「ルル」と言いました。ルルは光の精たち
 から、太陽の光で造られたペンダントを貰います。


動物たち

  さまざまな森の動物たちと楽しく遊んで過ごすうちに、大切なペンダントを小鳥が持って
 いってしまいます。すると辺り一面が真っ暗になってしまいます。ペンダントは世の中に
 光を与える力を持っていたのです。


風の精

  ルルはペンダントを返してもらうために風の精に乗って小鳥を探しに行くのですが、身を
 乗り出して探しているうちに地上に落ちてしまいます。


心貧しき動物

  そこには悪知恵をもった動物(恐らく人間の先祖でしょう)がいて、小鳥は捕まえたが、
 返して欲しければ自分たちの代わりに地中へ潜り炎を取って来い、と命令します。ルルは
 炎を取って来るのですが、悪者たちがその小鳥を焼いて食べようとするので、火を消そう
 と炎の中に飛び込みます。しかし、地中から炎を取って来るだけでも消耗していたルルの
 体は、蒸発して消えてしまいます。


山火事

  それを見ていた風の精は、怒って暴れるのですが、ますます火を大きくする結果となっ
 てしまい、森を焼き始めてしまいます。一方蒸発してしまったルルは空に舞い上がり、
 雲の上で小鳥に会い、ペンダントを受け取ります。


フィナーレ・甦る生命

  蒸発したルルの体が、雲に達し冷やされ、雨となって地上に降り注いだため、火事は
 消し止められ、森は再び甦ります。